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DOIT!シリーズ
※取材時の情報
東京を中心に9店舗のスーパーを展開するオオゼキは、新鮮な食材と心のこもったサービスで、地域の絶大な人気を集める「超」繁盛スーパー。本店の松原店は270坪の売り場で年間45億円、1日4?5千人が来店する驚異的な効率を誇る、日本でも屈指の店だ。オオゼキの凄さは、何と言って「顧客第一主義」の本気の実践。お客様からの「こんなものはない?」という声に真剣に耳を傾け、すぐに品揃えに反映する。地域密着を超える「個客密着」。市場(いちば)の活気と商店の細やかさが同居するこの店の経営に迫る!
「こんな商品はないの?」そんな小さなお客様の声に耳を傾け、NOと言わずにできる限り応えていこうというのが、オオゼキが最も大切にしている商いの精神。売り場では店長を中心にスタッフが常にお客様とニケーションを取り、お店や商品に対する希望や要望を把握、それを即座に品揃えに反映させていく。お客様の声を張り出すコーナーには、「ワインの木箱があれば置いておいてほしい」など、商売に直接結びつかない要望もある。しかし、小さなことでも応えようというお店の姿勢がお客様にはたまらない。ファンが増える理由はこんなところにもある。そして、そんなオオゼキの顧客第一主義の接客を支えているのが、全体の8割にもおよぶ正社員だ。経費削減でパート社員比率を高める店が多い中で、あえて正社員に比重を置くのは社員には上からの指示命令で働くのではなく、お店単位で自主的に考えて行動してほしいと思っているからだ。オオゼキは若い人にもどんどん仕入れや売り場を任せ、体験を通して人を育てている。そんな人材育成も紹介しながら、権限をお店に任せる「個店主義」と、お客様第一の経営で成長する食品スーパー「オオゼキ」を紹介する。
オオゼキの特長のひとつは、個別分散仕入れ。生鮮品は、各店の坦当者がそれぞれ市場に出向き、その時の旬の商品を、また地域ニーズに応じた商品を自分の目で確かめて仕入れてくる。店に出来るだけ権限と責任を委譲し、お客様の動向把握から仕入れ、販売と一貫して任せることで、より地域に根ざす経営を実現するとともに、若い社員のやる気を引き出している。年間45億円というオオゼキでも群を抜く売上の松原店を中心に、お客様の高い支持を生み出す経営の仕組みと、店長のマネジメントの実際を密着取材する。
※解説書「DOIT!ガイドブック」1冊付き
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