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DOIT!シリーズ
※取材時の情報
本来、医療はサービス業だ。しかし、これまで患者より病院側の都合が優先されたり、医者が患者より高い位置にいるなど、サービス業とは対極にあるような状態が続いていた。しかし近年は、「患者様満足」が叫ばれるようになり、様々な医療機関が取り組みを始めている。千葉県の鴨川にある「亀田メディカルセンター」は、そんな医療界の中で、最も先駆的に患者様満足を追求している医療機関だ。「病院は患者様のためにある」という理念のもと、医療の待ち時間をなくしたり、電子カルテをいち早く導入したり、様々な取り組みを続けてきた。そんな姿勢が評価され、今では遠くからも患者様が集まる病院に。日本でも指折りの患者様満足度の医療機関に成長している。医療の現場から、ホテル以上といわれるサービスの実際まで、亀田メディカルセンターの取り組みを40分のドキュメンタリーで紹介する。
医療報酬や薬価制度の見直し、公的介護保険の導入など、政府の医療費抑制政策で病院経営は大きな岐路に立っている。本来はサービス業でありながら、これまでは患者不在、病院側の都合優先といわれてきた医療サービスも変革が求められている。厳しい淘汰の時代を迎えたこの業界の生き残りのキーワードは、従来のあり方を抜本的に見直した「患者本位の医療サービス」だ。医療界の中でも、先陣を切って患者様満足を追求してきた「亀田メディカルセンター」。「入院したくなる病院」という声もあるほどの、その先進的な取組みに学ぶ。
千葉県の南房総で、地域に密着し、常に高い医療サービスを提供してきた医療法人鉄蕉会「亀田メディカルセンター」は、外来機能に特化した亀田クリニックと入院機能を受け持つ亀田総合病院、そして訪問看護センターなど様々な施設からなる民間の複合型医療施設だ。地域住民の圧倒的信頼が集まるこの病院は、これまでの「診てやっている」というような医者中心の医療や、「3時間待ち、3分診療」と揶揄される長い待ち時間、病院側の都合優先のサービスなど、病院に対する様々な不満を「患者の視点」で徹底して改善してきた。「通院のストレス」に配慮したホテル並みの施設、待ち時間ゼロのサービス、そして患者への情報開示と医療情報の共有による「医療の質」の向上を目的とした「電子カルテシステム」など、同院が取り組む「究極のサービス業」としての医療に焦点をあて、亀田メディカルセンターの患者本位が貫かれる経営思想、医療で初のISO9001を取得した品質マネジメントシステム、そしてホテル以上の品質で提供される患者サービスの取り組みなど、その経営の全貌を紹介する。
※解説書「DOIT!ガイドブック」1冊付き
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