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DOIT!シリーズ
※取材時の情報
日本で初めて「からし明太子」を考案し、地方の食品から全国の日常食へと発展させた福岡の老舗食品会社「ふくや」。あくまでも「鮮度」や「美味しさ」にこだわる「ふくや」は、卸を介さずにすべて自社の手で直接消費者に販売することを基本とする。どんなに引き合いがあっても他県へ出店しないこともその信念の表れだ。安易な拡大戦略に走らない老舗ならではのこだわりがブランド力を磨きあげている。そんな「ふくや」の明太子製造のこだわりと、丁寧な接客が徹底される直営店での販売、そして躍進する通信販売の現場までを密着取材。その経営を45分のドキュメンタリーで紹介する。
名店・老舗と呼ばれる企業であればある程、「お客様の高い期待」に確実に答えを出し続けることが求められていく。安易な拡大路線に走らず、大切なことを守りながらも革新を続けていくこと。それが老舗企業が長年大切にしてきた経営だ。福岡で根を張り、からし明太子の老舗として熱烈なファンを抱える「ふくや」の絶えず革新を続ける伝統の企業風土と激動時代に着実に歩む経営を学ぶ。
福岡の名産品としてだけではなく、今や国民的な食べ物として認知された「からし明太子」。朝鮮から引き上げて福岡で商売を始めた「ふくや」創業者川原俊夫さんが向こうで食べた惣菜の味を再現したのが明太子の始まりだ。日本人に合う味を求め試行錯誤を重ねた後、ふくやの明太子はヒット商品に。しかし川原氏は「明太子は単なる惣菜だ」と同業者にも製造工程を隠すことなく公開、また少しでも安くそして新鮮にと、卸売による拡大路線はとらず福岡での直売に徹した。その「頑固なまでの商いの志」と「何処でもは買えない価値」に県外からの注文が殺到。全国に80万件を超える通販顧客が生まれている。直販と通販、さらにインターネットでの販売も始動。一面頑固に一面柔軟に、福岡に根ざす人材を育みながら着実に成長する「ふくや」の、創業から貫かれるモノづくりとヒトづくりの哲学と経営を学ぶ。
※解説書「DOIT!ガイドブック」1冊付き
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