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DOIT!シリーズ
※取材時の情報
家電不況が叫ばれる業界の中で躍進を続けるのが、福井県の家電量販店「3Qグループ」だ。家電量販店のほか、家電の修理専門店など異なる4つの業態を地域に多店舗展開するこの会社の特徴は、何といっても組織づくり。代表の柴田社長の「一人ひとりが経営者をめざし、スターになってほしい」という思いから始まった「分社経営」は、1店舗1店舗がまるでひとつの会社のように、社員が自主的に経営に参画する仕組み。社員が中心となって運営される店舗の接客の信条は「NOを言わない」こと。また全員が力を合わせてお客様の購買意欲を喚起する売り場づくりにも力を入れる。そのほかにも、同社では全店が参加する「商品勉強会」で商品知識や販売技術を磨き続けている。社員の満足度、仕事への意欲を高める制度を中心に、「3Qグループ」の経営の全貌を40分のドキュメンタリーで紹介する!
北陸を起点に九州から北海道まで全国に出店を続ける急成長家電チェーン3Qグループ、総合家電店「100満ボルト」を中心に、パソコン専門店「COMP」、家電修理専門店「Mr.コンセント」、ゲーム・AVソフト「宝島王国」の4つの業態を次々に軌道に乗せ、他社が家電不況に苦しむ中増収増益、昨年は経常利益18億円と他を圧倒する企業体質を誇る。
「全ての社員にチャンスをつくる、スターづくりの経営を目指す」という同社が推進する分社経営は、1店舗1社体制を確立し現在39社の子会社が誕生。量販店同士の熾烈な競争が加速するこの業界でこの業績を支える要因を探る。
3Qグループの各店の朝は忙しい。全国の店舗を電話回線でつなぐTCSという会議は、昨日起こったお客様からのクレームや問い合わせに対し、全員の知識を集結して情報を共有、また新商品は細かな知識まで売場の垣根を越えて学び合う、書類を一切介しないダイレクトな情報伝達システム。朝はこの会議に始まり掃除も全員で徹底。とにかく「どうしたらお客様に喜ばれるか」を全員で徹底的に取り組むのがこの会社の風土だ。社員の主体性を尊重し、分社と多店舗化で経営参加の舞台をつくる3Qグループ。過去の常識にとらわれず純粋に顧客、社員の満足から発想する同社の仕組みを徹底した取材で紹介する。
※解説書「DOIT!ガイドブック」1冊付き
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