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DOIT!シリーズ
※取材時の情報
少子化の影響で、苦戦が続く子供服業界。そんな時代にあって不況知らずの大盛況をみせるのが、愛知県の郊外に立地する子供服専門店の「オオサカヤ」だ。このお店の魅力は子供の成長に合わせた豊富な品揃え。そしてなんといっても「子育て」に関する相談やアドバイスなどの、心のこもった付加価値サービスだ。そして、お店の姿勢をしっかりと打ち出すことで、お客様の安心感を高めることに全力で取り組む。そんなお店全体の温かい接客の中でお店とお客様との深い絆が結ばれていくのだ。今では都市部からも顧客が集まってくるほど。“子供に関することならこの店で”と噂になるほどの専門店としての魅力づくりに成功した「オオサカヤ」の経営を紹介する。
名古屋から特急で約30分、愛知県半田市の郊外にあるオオサカヤは「子供服、子育ての相談ならこの店!」と地元のお客様から親しまれている子供服専門店。少子化が進み市場の縮小が続く子供服業界にあってこの店は単なる子供服販売業ではなく「子育てのお手伝い」をテーマに、幅広い品揃えと子育ての事まで相談にのる親身な接客で、平均客単価1万円、年間5億円近くも売る繁盛店だ。出産準備から新生児、子供服と成長に合わせた豊富な品揃えに加えて、子育てに悩む新米ママを応援する「母親教室」などの売りを度外視したイベントなどが子育て世代のハートを捉えている。
「商売とはモノを売るのではなく姿勢を売るもの」という瀧本社長は、決して売れ筋を追うだけの商売はせず自分達の信念を提案し続けてきた。例えば通算21回を数える「母親教室」では「赤ちゃんと育児と沐浴」について教えたり、専門家を呼んでお客さんと一緒になって勉強したりと、売り手ではなくお客さんの立場で発想する。また販売も決して無理な売り方はせず姿勢はあくまでも「買い物のお手伝い」。お客様の期待に応えることが接客のテーマと言う。顧客リレーションが小売の中心テーマと言われる今、客と店という関係を越えた深い信頼関係が築かれ顧客が顧客を呼ぶオオサカヤの商いに、業種の枠を超えていま注目が集まる!
※解説書「DOIT!ガイドブック」1冊付き
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