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DOIT!シリーズ
※取材時の情報
厳選した商品と、活気ある売り場。そして行き届いた親身な接客で、根強いファンを生み出す地域密着の食品スーパー「神崎屋」。大型スーパーが乱立する地域にありながら、固定客をガッチリつかむその経営が注目されている。
神崎屋は「特売チラシでいくら集客して人を集めても、それだけではファンは育たない。また売る側も、誇りを持つことができない」と、お客様一人ひとりを大切にする接客にこだわってきた。売り場にはいつもスタッフとお客様の会話が聞こえ、スーパーなのにまるで市場のような活気がある。大型店の進出にびくともしないこの店の強さはどこにあるのだろうか。地域のお客様を離さない魅力は何なのか。お客様に喜ばれることを一生懸命に行うディズニーランドが目標という布施社長の考え方と行動を中心に、地域のお客様に絶大に信頼される神崎屋をドキュメンタリーで紹介する!
幹線道路に面しているとはいえ、どの方向からでも上り坂となる、決していい立地ではないこの店が、次々と出店する大型スーパーにもびくともせずに毎年着実に売り上げを伸ばしている神崎屋。特にこだわってきたのが地域店ならではの魅力づくりだ。地域店にできることは、売り場に、接客に、おもてなしの心を表すこと。商品の美味しさを引き立てる売り場づくり、お客様が気軽に声をかけてもらえるようなフレンドリーな接客。そして、一人ひとりのお客様を理解すること。大型店にはできないきめ細やかなな店づくりに、「この店が大好きだ」という顧客を増やしている。
特売セールや安さを訴求するチラシでいくらお客を集めても、もっと安いところが出てくればお客様はそこに流れてしまう。また、商売をする側もそれでは本当に誇りのもてる商売はできないと、神崎屋では10年前から年末と開店記念日の2回を除き一切チラシをやめた。「毎日来てくれるお客様に喜んでもらう」ことを目標に一人ひとりを着実に固定客にしていく商売に軌道修正したのだ。しかし、チラシで集客することが当たり前のこの業界で、宣伝をせずにお客様を集めるためには、一度来てくださったお客様に感動していただくしかない。神崎屋は、「もっとお客さんに喜んでもらいたい」と商品の鮮度、売場づくり、そして基本動作に徹底的に心を配ってきた。効率を重視するあまり人の魅力が感じられなくなってしまったスーパーが多くなる中、絶妙な「お客様との距離感」でファンを創造する神崎屋にこれからの商いの可能性を探る。
※解説書「DOIT!ガイドブック」1冊付き
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